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フランス・ドイツ旅行3日目pt.1 ~ホテルから離陸まで~

前日に時刻表を確認していた6:25の市バスでGallieniからRoissy Poleへ向かう。
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 一般的に英語はほぼ通じないとの事前情報に不安もあったが、普通に運転手さんに「Roissy Pole, deux tickets?」と尋ねたら返答は聞き取れないけどOKっぽい口ぶりだったので刻印機に切符を通す。2枚目のとき機械の音が怪しかったので落ち着いてもう一度通した。この辺りはやはり事前に調べておいてよかったと思う。


 バスが発車したが直通バスと違って住宅街のバス停を回っていくので景色には見覚えがない。ただド・ゴール空港には確かに着くだろうと安心して乗っていた。ところが空港に近づいた時点で空港に複数あるターミナルをバスがどの順番で回るかが分からないことに気づく。しかも乗車の際のあれこれで思わず最前列に座ってしまったので他の乗客の挙動も察知しづらい。少なくともターミナル2で降りなくてはと座席から必死で景色を覗いてそれっぽいタイミングで降車ボタンを押した。ここで降車口に移動すればよかったのだろうが2人席の窓側から通路側に移っただけ、さらに運転手が先ほど乗り込んできたワイルドなお兄さんと話してて降車ボタンに気づいたのかどうかが怪しかった。ただ通路を挟んで隣のおっちゃんは確かに俺のことを見た。関係ない話だがそのお兄さんが乗り込む際に吸ってたタバコを運転手に注意されてすぐ道路に投げ捨てたのがここでは当たり前の風景なようで、面白かった。

 自分で降車ボタンを押したもののバスがどこに止まるのかは分からない。そうしてると隣のおっちゃんがこっちをチラ見しながら慌てだしたのでもしや通り過ぎたのかなと不安になる。おっちゃんが運転手に一言二言話しかけると何でもない場所でバスが止まって乗車用の前のドアが開いた。こういうイレギュラーな場合は運転手に近い前のドアが開くことは察知していたので適当に自分を指さして「OK? Thank you.」と言いながら俺も降りた。先に降りてたおっちゃんも俺の方を見て「おう、降りよったか」的な表情をしてた(気がした)。結局、乗車は1時間ほどだった。


 空港内に入ると時間はたっぷりあるし余裕で自分のペース。表示を見ながらターミナル2Dまで少し歩いた。
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 2Dに着くとすぐエールフランスのチェックイン機があったのでプリントアウトしてきたバウチャーを見ながら搭乗券を発券。日本語モードがあるし簡単だった。出発30時間前からインターネットでチェックインできるとの文言が気になっていたが俺の場合は自動チェックインだったから関係なかったのかな。エールフランスのサイトは日本語が怪しいし英語とフランス語で何となく把握できただけだったので、いざとなったらプリントアウトしたメールを係員に見せて全てを質問しようと思ってたけど実際にそこまで開き直る必要もなくてよかった。
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 周囲を見回したら搭乗フロアへのゲートがあったのでそこの通り方の確認もかねて近くのベンチに座る。メールを打ちながらチラ見した結果、搭乗券を見せれば通れそうだったので搭乗券を確認してもらって挨拶などもしつつスマートに通過した。

 搭乗ゲートの番号が書いてある表示まで行くと今度はセキュリティチェックがあるようだった。ここでも少しベンチで観察。どうやら日本の空港と全く同じだなと思って搭乗券を手に持って接近。しかしここで係員からの「Hello」に俺の「Bon jour」を重ねてしまった。すると係員が一瞬固まってからフランス語で話しだした。ただ日本と同じようなセキュリティチェックの話だろうと思ったので適当に「No, No」と返答しておく。予めこれを見越して時計や財布は鞄に入れておいたしベルトもホテルに置いてきたので金属探知ゲートも静かに通過できた。この辺りからゲートを通過するたびに「どう?」みたいな感じで手を広げる癖が出てきたことに気づくが気にしない。これが終わるともう搭乗口しか無いようなのでさらに一息つく。シェンゲンエリアというのは楽だなぁ。

 売店はレジが混んでたから自販機で2.50ユーロのコーラを買って開封したら取り出し口に落ちたときの衝撃で噴き出した。これも想定内なので即座に蓋を閉める。冷静にトイレに移動して少しベト付いた手を洗いつつ洗面台で開けた。あとは置いてある新聞のうち、東日本大震災の記事が一面の数紙とサッカーが一面のものを取って搭乗口前のベンチに座った。正直、新聞はもらいすぎた。
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 搭乗時間が近づくとそれっぽいアナウンスが流れて人が動き出す。過去の経験を総動員し、「さてファースト、ビジネス、エコノミーのどれが搭乗開始なんだ」と警戒したがどうやらそんな区別はないようなので自分も列に並ぶ。周りに合わせてパスポートと搭乗券を手に持つ。自分の番が来ると挨拶してそれらを見せる。係員が搭乗券を機械に読み取らせていた。空港で発券したものだし不具合があっても相手が何とかしてくれるだろうと気持ちには余裕がある。ここではそうした嫌らしさを実際に出すまでもなくスムーズに済んだ。


 人の流れに沿ってバスに乗る。なるほどバスで飛行機まで近づくんだなと察知。周りはフランス人とドイツ人ばかりで少し浮いた。身長175cmの自分は周囲の体格と比べて子どもに戻った気分。なかなか走り出さないのでなるほどこのバスに乗れない=飛行機に乗れないということかなどと考える。ようやく発車すると少し長く走って飛行機まで到着。各種映像で見続けてきたあのタラップカーで搭乗すること、さらに先ほど警戒した座席の種類などあるはずもない小型機であるということも分かり要人気分を楽しむ。

 フランス人の客室乗務員に興奮しながら座席に着く。13列目がなかったので12列目を探してた自分は一瞬戸惑った。シートは3人席で窓側に俺、真ん中は空席で通路側に俺より若そうな女の子が座ってた。滑走路まで移動中、穴が開いて下の道路が見えてる箇所が幾つかあった。その穴に落ちることもあるだろうな。言われる前から荷物を座席下に置き、シートベルトも装着して準備は万端。お決まりの避難関係の説明のあとで定刻に離陸した。
# by kowaki2112 | 2011-03-27 17:12 | フランス


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